最近は「生成AIを使ってコードを書く」=バイブコーディング というスタイルが広がっています。
でも、本当に安全なのか、役立つのか、賛否両論です。そんな中で昨日見たこちらの動画が面白かったので、備忘録とあわせてまとめておきます。
[I tried vibe coding for 30 days. Here’s what I learnt…]
動画の概要
動画はエンジニアの方が「1か月間、完全にバイブコーディングで開発する」というルールを課して実践した体験談です。
普通なら、AIが出したコードを修正したくなりますよね。記事でもコードでも「AIの出力をそのまま使う」なんて危険すぎます。
わたし自身も生成AIツールをよく使いますが、必ずレビューして手直しします。
だからこそ、あえて「一切手でコードを書かない」と決意して、チャレンジをスタートしたのでしょう。
その結果はどうだったのか?動画で紹介されていたメリット・バイブコーディング成功のヒケツをまとめてお伝えしますね。

なお使用ツールは Claude Code とのこと。
バイブコーディングのメリット
まずはメリットから。これは何と言っても「時間が増える」こと。
AIに作業を任せられるので、その間、自分の時間を他のことに使える。動画では「フライト中でもAIに作業を進めて、自分は他のことができる」という例が紹介されていました。

マルチタスクが可能になるのは大きいですね。
バイブコーディング成功のヒケツ
とはいえ、生成AIにコーディングを任せるのって、ちょっと不安ですよね。上手にバイブコーディングをするコツは下記のとおり。
生成AIをジュニアエンジニアだと思って扱う
生成AIとの作業は「チーム作業」と考える、そして生成AIを「ジュニアエンジニア」(新人エンジニア)と考える。
チーム開発で新人にコードを書かせたら必ず確認するように、生成AIのアウトプットも必ずレビューする。
タスクは小さく分ける
複雑な指示を丸ごと渡すのではなく、小さなステップに分けて依頼する。
これもチーム開発の基本と同じですね。
生成AIのクセをしる
生成AIには次のような癖があり、これを知っておいて、対策すると良い。
-
長時間使うと精度が落ちる
使い続けていると、回答がだんだん不正確になることも。 -
古いコードを書いてしまうことがある
トレーニングデータに引きずられて、時代遅れのコードを提案するケースもあり。
→ 公式ドキュメントのURLを指定して指示したりすると良い。
Claudeの場合は Claude.md を活用して、使用するコマンドとかを設定しておくのもよさそうです。
感想&さいごに
わたし自身も生成AIを使ってコーディングをし始めたときは、色々とらぶりました。たとえば生成AIに勝手にコードをいじられて、エラーになったりとか。
失敗をふまえて、「生成AIを使う時は、他の人に頼んでいるのと一緒だ!」と感じ、Gitを使ったプロジェクト管理を徹底させるようになりました。
なので、今回の動画をみて、「やっぱりそうだよね」とうなずくことばかり。ただ、手入力をできる限り封印して、30日間しっかり検証してくれた結果を聞けるのは、とても有益でした。
なおバイブコーディングは便利ですが、まだ新しい方法ですし、リスクもあります。そのため、ある程度、方法がわかってから行ったほうが良いと考えています。
そこで自分の失敗した経験や、他のコンテンツから学んだ経験をいかして、「バイブコーディングをこれから始めてみたい」という方向けに、マンガ付きのバイブコーディング入門講座を作りました。

分かりやすくバイブコーディングを知りたい!と思ったら、ぜひ見てみてくださいね。
わたしのほうでは、生成AIを活用したWebアプリ開発の内製化支援も承っています。ご興味あれば、下記ボタンをクリックして、サービス紹介・お問い合わせご案内をご覧ください。ご紹介動画もご用意しています。