AWS Solution Architect Associate(SAA)に合格しました。教材は、前半はUdemy講座、後半は書籍とPing-tを使いました。
短期間合格をめざしましたが、結果として3週間弱で合格しました。
平均して、1日5時間ほど取り組みました。スコアは761点。それほど良くはないですが、合格は嬉しいです。ただ当初は2週間合格を目指したので、予定よりもやや遅れての合格でした。
実は「こうしておけば、もっと効率よく受験できたのに!」と反省する点がいくつかあります。そこで、わたし自身の勉強記録と、おすすめの学習方法をここに残しておこうと思います。
わたしと同じように短時間突破をめざす方、そして記憶力に頼れない年齢の方の参考になれば幸いです^^
AWS Solution Architect Associate試験の概要
まず最初に試験の概要をご紹介すると、次のとおりです。残念ながら、少し前から円安の影響で、受験料が上がってます。
【AWS Solution Architect Associate試験の概要】
試験時間 | 130 分 |
試験形式 | 65 個の問題 (4択が多い。複数選択または複数応答のいずれか) |
コスト | 税込22,000円(2024年8月7日時点) |
受験オプション | Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験 |
参考サイト:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
AWS Solution Architect Associate勉強法・教材編
具体的にどんな勉強法をしたかですが、次のような感じです。おすすめ度・メリット・デメリットを表にしてみました。
Udemy講座・ハンズオン
おすすめ度:★★ |
メリット:手を動かしつつ学べる
デメリット:一部画面が古く、現在のものと違う |
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Udemy講座・模試
おすすめ度:★ |
メリット:模試をたくさん経験できる
デメリット:難易度たかすぎる |
書籍
おすすめ度:★★★ |
メリット:体系的に学べる
デメリット:各章の最後にテストがあるが、問題数は多くはない。 別途問題を解く練習は必要。 |
Ping-t
おすすめ度:★★★ |
メリット:本番に近い模試をたくさん経験できる
デメリット:ないです!! |
各教材について、詳しく書いていきますね。
Udemy講座・ハンズオン おすすめ度★★
まずは手を動かしながら学びたかったので、Udemyの【ベストセラー完全日本語化】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト SAA-C03 対応 2023 最新版】を購入。
Udemy講座はセールを利用すれば、お得です。わたしは、こちらの講座を2,200円で購入しました。
この講座のメリットは、実際に手を動かしつつできること。デメリットは、講座の中の画面が、現在のAWSの画面とかなり違う箇所があるところ。また、少々細かすぎたり、試験には出ないかも、と思われる知識もあります。
そういった部分があっても、ハンズオンで実践的に学びたい方にはおすすめです。
Udemy講座・模試 おすすめ度★
次に、Udemyの模試講座【SAA-C03版 AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問】を購入しました。こちらはセールで1,500円でした。
この講座は、6回分の模試がつまった講座です。当初の予定では、この模試講座をすべて終えた後にAWS試験を受けるつもりでした。
ただ、この6回の模試を受けていくうち、どんどん「いや~、このテスト、無理かも」と自信を失っていきました。
この模試講座は難易度高く、わたしは毎回4割から5割程度しか取れませんでした。7割以上取れないと合格は難しいと書かれていたので、「これはムリだなぁ」と感じました。
ただ、レビューにも「この模試は難しい」と書いている人が多く、同じように4~5割しか取れなかったものの本番合格した人の感想などもありました。こういったレビューを読んで、勝手に励まされていました。
レビューって、ありがたいですよね。とはいえ、自信喪失状態からは抜け出せませんでした。
この講座を終えた段階では、とてもテストを受ける気になれず。「まだまだ分かっていない」と感じました。そこで書籍で学びなおすことにしました。
書籍で学ぶ おすすめ度 ★★★
書籍は【AWS教科書 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト テキスト&問題集】を購入しました。
少しお見せすると、本の中はこんな感じです。項目ごとに重要度が星マークで示されており、おかげで、どこを重点的に学んだら良いかが判断できました。
この本にした理由は、新しいこと。そして、レビューが良かったこと。結果、大正解でした。
模擬試験は別途ダウンロードする必要がありますが、こちらはダウンロードして、2回実施しました。この模試も良かったです。本番レベルに近いものだと感じました。
Ping-tで学ぶ おすすめ度 ★★★
書籍のあとは、Ping-tというサイトで問題を解きまくりました。こちらはIT資格に特化したWEB問題集が掲載された学習サイトです。
Ping-tのことは、先ほどのUdemy講座のレビューで知ったのですが、これは本当にありがたいサービスでした。
基本的な問題から応用問題まで揃っていますし、問題の解説も親切。また、不正解の問題だけ後で解きなおしたりもできます。
驚くべきことに、AWS SAAの問題は、無料で利用できました。
問題数が多すぎて結局すべては解ききれませんでしたが、かなりお世話になりました。
400問ほど解きましたが、まだ未出題が292問残っていました。
無料でここまでやってくれるって、すごすぎます…
分野によりますが、わたしはPing-tで6割から7割とれるようになってきてから、試験を申し込みました。
AWS Solution Architect Associate勉強法・学習方法編
ざっと教材をお伝えしてきました。次に勉強方法ををご紹介します。
ワード・ノートに学習した内容をインプット
わたしは何かを覚えたと思っても、すぐ忘れてしまいます。若い時からですが^^; ただ年齢を経ると、記憶力は低下していることを感じます。
そこで、新しく何かを学ぶときには、とにかく書き残すようにしています。
Udemy講座を受講中は、ワードファイルに入力しつつ進めました。書籍・Ping-t学習を学習中は、ノートに手書きをしつつ学びました。
ちょっぴりお見せすると、わたしの手書きノートはこんな感じです。
【手書きノート一部ご紹介】
手書きは手間はかかりますが、絵を入れたりして、楽しみながらアウトプットできるので気に入っています。
問題を解きまくる
問題は、やっぱりたくさん解いたほうが良いです。先ほども書きましたが、わたしはPing-tで400問以上解きました。
また、本番と同じような形式の模試も行っておいたほうが良いです。本番のテストは130分ですが、全問解くだけなら60分程度で解けます。
とはいえ、60分間集中するって、結構キツイ!
ぶっつけ本番でいどむより、60分集中する練習を積んでおくと、本番テストにも集中力をとぎらさずに挑めると思います。
なお、余裕があれば同じ模試を2回受けてみるのもおすすめ。わたしはUdemyの模試は難易度が高すぎたので解きなおすことはありませんでしたが、書籍のおまけでついてきた模試は2回解きました。
複数回解いておくと、知識が定着するだけでなく、「前回より点数上がってる!」と感じて自信にもつながります。
2回解くので点数が上がるのは当たり前といえば当たり前なんですけども….。
でも成果が目に見えると、自信とモチベアップにもつながってきます♪
おすすめの勉強方法の流れとわたしの反省点
ここまで読んでいただくとお察しいただけるかもですが…今回はUdemyの模試講座を先に受けてしまいましたが、これは、効率が良いとはいえない勉強方法でした。
AWSについて既によくご存じの方はさておき、わたしのように全般の構造がまだわかっていない段階では、まずは基本からおさえていったほうが良かったと後悔しています。
もし以前のわたしに伝えられるなら、次の順番で学習するように伝えたいです><
【AWS教科書 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト テキスト&問題集】
↓
Udemyハンズオンで操作に慣れる
【ベストセラー完全日本語化】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト SAA-C03 対応 2023 最新版
↓
Ping-tで問題を解く
Udemyの模試講座は難易度が高いので、受けなくてもよかったかと。もし受けるなら、Ping-tの後に難し目の問題に挑戦したい時期に受けるとテストの練習になります。
なお、AWSの基本的な用語から学びたいという場合はAmazonをあまり触ったことがないという方は、まずはこちらの1週間でAWS認定資格の基礎が学べる本から始めるのがおすすめ。基本的な用語も分かりやすく解説してくれてます。
サーバーレスとは何か?から、分かりやすく教えてくれます。AWSの基本的な構造を学ぶ上では、現在、一番分かりやすい本だと思います。
AWS試験を受けようと思ったきっかけと、わたしのバックグラウンド
さいごに、わたしがAWSを受けようと思ったきっかけと、バックグラウンドをお伝えします。
わたしはLaravel(PHPフレームワーク)を得意とするバックエンドエンジニアです。小規模プロジェクトであれば、フルスタック開発を手掛けることも多いです。
AWSも触ったことはありますが、その時に必要だった部分だけ。網羅的に、深く理解してはいないレベルでした。
ただしばらく前からAWSに興味をもちまして。使ってみたところ、どんどんAWSワールドに引きずり込まれてきました。
「なにこの色々ありすぎるワンダーランドは!」と驚き、そして同時に混乱しました^^;
AWSの中には、なんと200種類以上のサービスがあるといわれています。機能が豊富なのは良いのですが、その分複雑なのです。
AWSワールドの沼にはまりこみつつ、その魅力に取りつかれてしまったわたしは、「ちゃんと仕組みを学んでおきたい。」と思いました。
せっかく学ぶなら、知識を形にしておこうと思い、AWS Solution Architect Associateを受験した次第です。
受験した結果、以前より大分全貌が見えてきたように思います。
さいごに
お読みいただき、ありがとうございました♪
本記事があなたのお役に立つと嬉しいです。ここからAWSを色々使っていこうと思います。役立つことがあればまた記事にしていきますので、良かったら、見に来てくださいね。
一緒にAWSワールドを楽しみましょう^^