エンジニア大量解雇は生成AIのせいじゃない!本当の理由とは?

アメリカでは「エンジニアの大量解雇」が大きな話題になっています。

「原因は生成AIのせいだ!」という論調の中で、

「いやいや、AIじゃないんだ。実は…」と語る動画が増えている気がします。

そういった動画の中のひとつが、今回ご紹介したい動画

“Is Tech Dying? (Thoughts from an ex-Tesla, Microsoft engineer)”

テスラやマイクロソフトでも活躍したベテランエンジニアによるものです。

アメリカテック企業の大量解雇の理由について、本動画をベースに、わたしの意見や感想も交えてご紹介します。

動画は淡々とした語り口でしたが、そこに逆に説得力と誠実さを感じました。テック業界の現状に興味がある方は、ぜひ読み進めてみてください。

(動画はこちら)

Is Tech Dying? (Thoughts from an ex-Tesla, Microsoft engineer)

エンジニア大量解雇は生成AIのせいじゃない!本当の理由はこれ

それでは早速、エンジニア大量解雇の理由を書いていきます。

理由① グローバリゼーション

アメリカ企業は、より人件費の安い国に依頼する流れが強まっています。具体的には、インド・東ヨーロッパ・ブラジル・メキシコなど。この流れは、他の動画でも報じられていました。

【日本語】のような言葉の壁がないアメリカでは、海外への外注がラクにできそうですよね。

理由② ジュニアエンジニアの仕事がない

理由①と同じ流れですが、仕事が外国に流れたことで、主に若手の仕事がなくなっています。

若手=コンピューターサイエンスを卒業したジュニアエンジニアですが、彼らはかつては「仕事先に困らない」花形でした。ところが今や、この人たちがあぶれてしまっている。そのため、ニュースでも取り上げられやすい。

よもや、あの「CS(コンピュータサイエンス)を出た人たちに仕事がないなんて!」と報じられています。

ただ一方、経験のあるシニアエンジニアは、それほど仕事が減っていない状況だそうです。

かつてのドットコムバブルではシニアエンジニアも職を失ったようなので、その時と比べると、深刻さは違うとのこと。

ちなみにドットコムバブル後は、ベテランシニアエンジニアでも、3年間、仕事がなかった人もいたそうです。

理由③ Section 174の影響(今後改善の兆しあり)

時々報じられていますが、「税制改正」の影響も大きそうです。

これによって、エンジニアの人件費を即時経費として計上できなくなり、企業の採用抑制につながっています。

ただし今後、再びルールが変わりました。国内の研究開発費に関する即時経常が復活する模様です。ただし海外研究開発費の取り扱いは変更されず、引き続き、長期にわたり償却する必要があります。

これでアメリカ国内のエンジニア雇用が復活すれば、トランプ大統領の人気もあがりそうですね。

理由④ コロナの時に雇いすぎた

パンデミックの時期に、好待遇で色々なレベルのエンジニアを雇いすぎてしまったため、現在は、人余りとなってしまったのも原因。

そういえば、大手テック企業で食べられる美味しい食事や優雅な施設、羨ましすぎる福利厚生サービスが話題になっていましたよね。

いってみれば、こういう大手テック・エンジニアバブルがはじけた状況なのかなと。

ジュニアエンジニアへのアドバイス

こういったわけで、各種理由があるものの、特にジュニアエンジニアにとって辛い状況にあることは変わりません。

動画の最後のほうでは、仕事を得たい若手エンジニアへ具体的なアドバイスが送られていました。それが、次の3つ。

  • ポートフォリオ・レジュメ(履歴書)をしっかりかけ!
  • インタビュー(面接)の練習(モックインタビュー)を何度もしろ!
  • 地方のあまり人気がなさそうな企業を狙え!

とにかくもって王道で、地に足がついたアドバイスですよね。日本でももちろん、有効だと思います。

さいごに・思ったこと

生成AIの影響は無視できませんし、企業が生成AIの進化を見越して動いている部分もあるでしょう。

ただ、今回のアメリカ大手テック企業大量解雇の本質は、グローバル化・税制・コロナ期の採用過多 の影響が大きいと感じます。

なお動画の最後のほうではジュニアエンジニア向けに、仕事を得るアドバイスをしていました。

その中で

「ローカルのキラキラしていない企業を狙え!」と言っていましたが、これ、本当に良いアドバイスだと思います。

特にアメリカの場合、都心とかだと、優秀な移民との競争にもなります。

なので、いっそ地方に戻って、喉から手が出るほど人を欲しがっている地方の地道な企業を狙う。そこで経験を積み、人脈を広げる。

この戦略は、確実に将来につながりそうですよね。

経験豊富なエンジニアの言葉は、やはり説得力があると感じました。

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