Laravelのプロジェクトはファイル数が多いので、FTPでダウンロードするときは何時間もかかることがあります。
こういった場合、サーバーにSSH接続できる場合には、あらかじめプロジェクトを圧縮することで、時間を短縮できます。
手順を解説しますね。
Laravelなど容量が大きいデータをFTPから短時間でダウンロードする方法
①まずはGit Bash等のツールを使って、サーバーにSSH接続をします。
②ダウンロードしたいプロジェクトがある場所に移動します。
③下記のコマンドを入力します。
圧縮するディレクトリには、プロジェクトがはいったディレクトリ名を指定します。
【実際にコマンドを入力したときのGit Bashの画像】
上記の例では、membersというディレクトリを圧縮し、【20210921.trz】というファイルにしました。
なお今回はより多くの環境で使えるよう、tar を使った圧縮コマンドを紹介しました。
環境によっては、zipを使ったコマンドを入力できる場合もあります。
エックスサーバーなどは、zipコマンドが使えます。
その場合は、下記のようにコマンドを入力してもOKです。
この場合、作成するファイル名のあとに .zip といれなくても大丈夫です。
zipコマンドを使うと、圧縮したファイルは自動で zip形式になります。
④FTP接続をして、③で作成した圧縮版をダウンロードします。
⑤ローカル環境で④を解凍します。
なお拡張子がtgzの場合、ご利用の解凍ツールで解凍できないことがあるかもしれません。
Explzhなど、tgzを解凍できるツールをご利用ください。
さいごに
Laravelのプロジェクトを本番環境からコピーして、ローカル環境に開発環境を作る場合、通常、Gitを使います。
今回ご紹介した方法は、Gitを使えず、FTPを使ってプロジェクトをダウンロードしなければいけない場合にご活用ください。
なおGitを使った操作については、デプロイを解説した記事の中で色々ご紹介しています。
こちら、シリーズ記事になっています。
Gitって何?と思ったら、最初の記事から見てみてくださいね。