私は40代でプログラミングを学び始めました。
最初は、PaizaやProgateでPHPを学びましたが、とにかくもう、意味が分かりません。
さらに分からないことが、意味不明な単語で説明してあるので、ストレス感じまくりでした。
たとえば、こちらのPHPコードについて。
- $today = new DateTime();
- print($today->format(‘G時i分s秒’));
こんなような説明があるわけです。
これはDateTimeクラスを使ってますね。$todayというのがDateTimeのインスタンスです。このクラスのformatというメソッドを使って、引数の部分で表示する時間を指定しているわけです。
・・・どういう意味じゃい!
日本語なのに日本語だと思えない説明に、心の中でツッコミいれつつ教材読んでました。
最近はすこしずつ単語の意味が分かってきましたが、せめて最初に、超基本用語の意味を知っておけば、もっとずっと、効率よく学べた・・・
そこで、初心者の方のために、最初に知っておくべき超基本用語と意味をまとめてみました。
独学で学習する方は、私のような目に合わないよう、ぜひ最初に覚えてください。
なお本記事は、たにぐち先生のPHP学習の鉄板本を参考とさせて頂いております。
プログラミングとは
まず最初に、プログラミングとは何かを定義しておきます。
プログラミングとは、「制御構造」と「処理」を組み合わせて、目的を達成するための効率の良い構造を作っていくこと。
「制御構造」とは、次の3つからなります。
- 繰り返し
- 分岐
- 順次
主に、最初の繰り返しと分岐が大事。
一方、「処理」は、ものすごくいっぱいあります。
制御構造はしっかり使い方を覚え、そして処理は必要に応じて調べて、効率の良いコードを作っていく。これがプログラミングです。
そしてプログラミング学習とは、制御構造の作り方や処理の仕方を学ぶことと言えます。
プログラミングの基本用語10個
それでは基本用語を解説します。
Function (ファンクション、関数)
ファンクションは、先ほどの「処理」の部分です。
特徴としては、後ろにカッコがつきます。
たとえばprint関数はこのように記述します。
- print(‘ここを印刷してね’);
Parameter(パラメータ、引数)
パラメータは、ファンクションのあとのカッコの部分です。
2つ以上あるときには、カンマ(,)で区切ります。
戻り値・返り値
プログラムを実行した後に、得られる値です。
オブジェクト
処理を行う対象のこと。
どの対象に対して行う命令なのかを考えてコードを組むことを、オブジェクト指向といいます。
ただしオブジェクトは設計図のようなもので、実際に動かすには、実体を作る必要があります。
クラスとインスタンス
クラスは、オブジェクトの実体を作るための型のようなもの
クラスを使って実体(インスタンス)を作ります。
いってみれば、クラスはタコ焼き機の型で、実際のたこ焼きがインスタンス。
クラスは好きに作ることもできますが、既に準備されているものもあります。
たとえば、現在の日時を取得するためのDateTimeクラスがあります。
こちらのコードは、「DateTimeクラスを使って、【$today】というインスタンス(実体)を作ってね」という意味になります。
- $today = new >DateTime();
メソッド
クラスを使って作られたインスタンスが行う動作のこと。
インスタンスのあとに「->;」がついていて、動作が指定されています。
使える動作は、クラスによって決まってきます。
たとえば 先ほどのDateTimeクラスにはformatメソッドがあり、日時の表示方法を指定できます。
次のように書かれていたら、「$todayというインスタンスを使って、formatというメソッドを実行してね」ということ。
- $today = new DateTime();
- print($today->format(‘G時i分s秒’));
formatの後にカッコで(‘G時i分’)と書かれています。
この部分を、パラメータ(引数)と呼びます。このコードでは、パラメータによって、具体的な表示方法を指定しています。
このコードを実行すると、ブラウザ上ではこのように表示されます。
プロパティ
インスタンスの性質や特徴です。
たとえば、インスタンスに名前をつけたり、色を指定したりできます。
変数と代入
昔、数学の授業で習った「X」や「Y」のようなもの。
データを入れておくための記号や文字列。
なお、この「入れておく」ことを「代入」といいます。
演算子
計算を行うための記号。
プラスとかマイナスとか。
ただ、イコールを 「==」と2回繰り返して書いたり、等しくないことを「!=」と記述したり、やや癖があります。(PHPの場合の例)
さいごに
10個といいつつ、項目数は9個と中途半端な感じになってしまいましたが。
とりあえず、プログラミング系の教材を読むうえで、ご紹介した9個の用語は覚えておいて損はないです!