Laravelのバージョン・サポート期限が一覧で見れるページができました。
さらに、これまで通常版は半年に一度のリリースであったのが、1年に一度のサイクルに切り替えるとのこと。
わたしのようなLaravelヘビーユーザーには、非常に気になるところ。
ポイントをまとめてご紹介しますね。
Laravelバージョン確認サイトリリース
Laravelのバージョン確認サイト 【Laravel Versioins】が出来ました。
過去と今後のLaravelのバージョンが、バグ・セキュリティのサポート情報とともに一覧で確認できます。
2021年2月現在、次のようになっています。
2021年7月現在、次のようになっています。
2021年11月現在、次のようになっています。
2022年1月28日、現在、Laravel9のリリース日は、2月に変更になっています。
サポートポリシーを見ると、2/8となっています。
【Laravelのバージョン・サポート情報】
バージョン | 公開日(予定含) | バグサポート | セキュリティサポート | LTS版 |
10 | 2023年1月24日 |
2024年7月30日 |
2025年1月28日 |
|
9 |
2022年2月8日? |
2024年1月30日 |
2025年1月 28日 |
✓ |
8 | 2020年9月8日 | 2022年7月26日 |
2022年9月6日
2023年1月24日 |
|
6 | 2019年9月3日 | 2021年9月7日
2022年1月25日 |
2022年9月6日 |
✓ |
*参考:https://laravelversions.com/
LTS版はサポートが長めのバージョンです。
なおLaravel5.8以前のバージョンはサポート終了となっております。
現在普通にプロジェクトを作成すると、最新版であるバージョン8で作成されます。
1 |
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel プロジェクト名 |
もしLTS版のLaravelバージョン6でプロジェクトを作成したい場合には、下記のようにプロジェクト作成コマンドを入れる必要があります。
1 |
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel プロジェクト名 "6.*" |
プロジェクトをいちから作成する方法は、こちらのページをご覧ください。
Laravelアップデートのサイクルが半年から1年へ
Laravelは、これまで通常版ば半年に一度、LTS版(Long Term Support版)は2年に一度のサイクルで更新されていました。
半年に一度って、すごいですよね。
開発も大変かと思いますが、正直、ついていくほうも大変です。
ここ4年間このペースでしたが、今後は、通常版は半年に一度ではなく、1年に一度ペースになるとのことです。
この件について、Laravelの開発者、Taylorさんは次のように語っています。
even though many users felt that Laravel versions were being released more frequently.
Over the same 4 years, Laravel has matured and solidified its position as the development framework of choice for most PHP developers. As the number of businesses and individuals using Laravel has grown substantially, I feel like now is a good time to update our release schedule to help ease the maintenance burden on our community.
*引用:https://laravel-news.com/yearly-release-cycle
日本語に翻訳すると、こんな感じです。
(省略)多くのユーザーはLaravelのバージョンは頻繁に変わりすぎると感じていました。
4年間の間に、Laravelは成熟し、確固としたポジションを築いてきました。多くのPHP開発者が開発用のフレームワークとして選択してくれています。Laravelを使う会社や個人が増えている今こそ、リリーススケジュールを変更すべき時期だと感じています。これによって、コミュニティのメンテナンスの負担も和らげられるでしょう。
やっぱりみんな、「頻繁にバージョンアップしすぎ!」と感じていたようですね。
このリリーススケジュール変更は次回から適用になります。
つまり、現在のLaravel8は昨年9月に出ましたが、Laravel9のリリースは今年の9月頃の予定です。
また楽しみですね。
*なお2021年7月7日、Laravelの公式ブログにてリリース日が変更になったとの記事がありました。
影響があった部分は本記事に取り消し線をつけております。
ここからは、この変更点について解説します。
Laravel 9のバージョンアップが2021年9月から2022年1月に延期されました
Laravel9は当初2021年9月にリリースされるはずでしたが、2022年1月に延期されました。
その理由について、公式ブログではSymfonyのリリースが11月にあるためだとしています。
Laravelの中にはSymfonyのコンポーネントが使われています。リリース時期を遅らせることで、早めにSymfonyのコンポーネントをアップグレードできるとのこと。
また今後もSymfonyのリリースに合わせて、新バージョンを公開していく予定とのことです。
これによると、今後のバージョンアップのタイミングは、次のとおりです。
- Laravel9:2022年1月
- Laravel10:2023年1月
- Laravel11:2024年1月
*参考 Laravel公式ブログ Laravel 9 Release Date
マイナーバージョンアップでも便利な新機能が開発されていますが、今後も引き続き、素敵な機能が追加されていくようです。
楽しみですね。
大きな機能の追加や変更があれば、また記事で紹介しますね。
★2021年11月24日追記:
Laravel6や8のバグ修正期限やセキュリティ修正期限が伸びていました。しばらくの間、ゆっくり以降していいよってことですかね^^;
本記事の情報も書き替えました。
★2022年1月28日追記:
Laravel9のリリース日が1月から2月に変更になりました。
記事内容も一部、変更しております。