少し前に出た「信用2.0」という本を読みましたが、これはもう、本当に良い内容でした。
著者はあのホリエモンこと、堀江貴文さんです。
わたしは特にファンというわけではないのですが、ロケット事業等で忙しい中で、日々Youtube動画を作成する彼のパワーには圧倒されます。
この本は2023年4月に出版されました。少し前の本ですが、今後ますます役立つ内容が盛り込まれていると感じます。
備忘録もかねて、記事にします。「ビジネスをスタートしたいけど、営業が苦手」「信用を獲得する方法を理解したい」という方におすすめの一冊です。
信用2.0の内容
まずはざっくり、この本の内容をご紹介します。
といっても、本のあらすじなどではなく、わたしが本を読んでぐっときた部分のみお伝えします。
それは、次の3点です。
- 信用はお金よりも大事
- 信用を得る方法が変わった
- 今後はどうやって信用を得るか
信用はお金よりも大事
まずは最初の「信用はお金よりも大事」という点。
これは考えてみれば当然なのですが、お金は、信用のあとについてきます。
たとえば、ヴィトンの鞄に何十万と払う人は多いです。これは「ヴィトン」というブランドが、既に信用を得ているから成り立つ構図です。同じ鞄がヴィトンでなければ、一気に価格は下がります。
このように、信用があるかないかで、物の価値は変わります。
人の場合も同様で、多くの信用がある人は、お金がなくても、それほど悩む必要はありません。本当に困ったら、ごはんをおごってもらったり、仕事を紹介してもらったりできるからです。
ですが信用がない人は、たとえ今、人より多くのお金があっても安心できません。お金が尽きたら、その後、人を頼らずに何とかしなくてはいけないからです。
信用を得る方法が変わった
そんな大事な「信用」ですが、しばらく前から、獲得する方法がガラリと変わりました。
これまでは信用を得るために、「良い大学」とか「良い会社」とか「資格」いったものが有効でした。他にも「良い時計」であったり、「良い家」であったり、分かりやすく目に見えるものが効力を発しました。
つまり、良い大学を出て、良い会社に入り、そこにずっと勤め上げつつ、良い家に住むという戦略が信用獲得の上で有利な戦略だったのです。
ですがテクノロジーの進化により、この図式が変わりつつあります。というのも、あまりに技術革新のスピードが速く、ビジネスモデルの継続期間が短くなってしまったからです。
IT業界の技術進化の速さを示すために、”ドッグイヤー”なんて言葉が使われたりしていますよね。
このビジネスモデルの短命化に対応できない会社は、倒産してしまうことになります。あるいは、ビジネスモデルの変化に対応するために、ビジネスの形態を変えて人員削減を行うことになるかもしれません。
こういった状況を考えると、これまでの方法で、会社頼みで信用を築くのは危険な戦略になってきつつあります。
今後はどうやって信用を得るか
それでは具体的に、今後はどのように信用を得ていけば良いのか。書籍ではそのための具体的な方法や考え方、生き方が述べられています。
わたしの考えでは、その中でも「コンテンツ」を使う方法が始めやすく、また効果が高いと思います。
コンテンツとは、ブログやYoutubeやSNSの投稿といったものです。コンテンツを通じて、自分の価値観や知識や人となりをしっかりと伝えられます。また、フォロワー数などもひとつの目安となります。
堀江さんも、ご自身のYoutubeチャンネルを通じて、いわば、日々信用を獲得していますよね。
わたし自身も小さいですが、このブログやYoutubeチャンネルを運営しています。コンテンツを通じて、お仕事を頂く機会があります。
もちろんこれまでも、価値観・知識・経験・人脈といったものは信用を得るために重要でした。とはいえ、著名人でもない限り、多くの人に価値観等を伝える手立てが限られていました。
ですが今はテクノロジーの進化により、こういった目にみえない財産を、コンテンツを通じて伝えることが可能になりました。
今後「信用」を得るために、ますます、自身の価値観や知識を伝えるもの・そして伝える努力が重要になるのではないでしょうか。
さいごに
ざっくり、信用2.0の内容を、わたし自身の考えも織り交ぜつつご紹介しました。
書籍の中では分かりやすく説得力のある言葉で、今後役立つ考え方や価値観が語られています。「役立ちそう」と感じたら、試し読みしてみてくださいね。
本ブログではプログラミングやLaravelに関することをメインに書いていますが、たまに、ぐっときた書籍についても記事を書いています。
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