Laravelでエクセルファイルをインポートしたいときには、Maatwebsiteが便利です。
fistOrCreateと似たような関数にfirstOrNew、セットで使うと便利な関数にwasRecentlyCreatedがあります。
重複部分の除外方法と共に、firstOrCreate, firstOrNew, wasRecentlyCreated の3つの関数の使い方も紹介します。
Laravel Excelインポート時に重複をスキップする方法 firstOrCreate
今回は、次のお団子情報が入ったエクセルファイルをデータベースにインポートします。
なおMaatwebsiteのインストール方法、ルート設定やコントローラー処理については、下記の記事を参考にしてください。
本記事ではインポートファイルの処理のみ解説していきます。
① ToModelではなくOnEachRowに変更
インポートファイルにはデフォルトでToModelメソッドが使われますが、これですと、一括でインポート処理が行われます。
もしエラーがあると、ファイル丸ごと「エラーあり」ということではじかれてしまいます。
今回の重複チェックのように「一行ずつ」処理を行うためには、ToModelではなく、OnEachRowメソッドを使いましょう。
インポートファイル先頭のUse宣言、クラスの記述を下記のように変更します。
② firstOrCreateを使う
インポート処理部分では、firstOrCreate関数を使います。
これは、重複した値がなければ新規作成・保存する関数。
重複かどうかを判断するキーを最初に設定します。
「お団子の種類」について重複していれば登録したくない場合には、次のように記述します。
これでOKです。
③ 追加処理はwasRecentlyCreatedを使う
もし「今新規作成したばかりの値に処理を加えたい!」という場合には、wasRecentlyCreatedを使います。
wasRecentlyCreatedによって、今作成したばかりのデータを簡単に選択できます。
たとえば、作成したデータのnumber部分を「5」にする場合は、次のように処理を加えます。
Laravel Excelインポート時に重複をスキップする方法 firstOrNew
以上がfirstOrCreateとwasRecentlyCreatedを使った処理の例です。
次にfirstOrNewの使った方法を解説します。
firstOrNewは、重複した値がなければ新規作成のための値をセットします。
但し、保存まではしてくれません。
次のように、保存の処理は、別途入れる必要があります。
さいごに
使い分けとしては、
- 通常処理のときには firstOrCreate
- 新規作成から保存までの間に、何か処理をいれたいときには firstOrNew

