AI時代のセキュリティ対策として、ChatGPTなどにユーザーが入力したものを【匿名化】する方法があります。
AI技術を使った匿名化ツールとして、「Private AI」というのがあります。こちらは、カナダのトロント大学の機械学習のエキスパートによってつくられたツールです。
下記動画の後半(7分あたり)から、Private AIを使った匿名化についてご紹介しているので、ご興味あれば見てみてくださいね。
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AI時代のセキュリティ講座①ユーザーによるChatGPTへの情報漏洩を防ぐ方法(学習に使われないよう設定変更・入力内容を匿名化するツールPrivateAIのご紹介)
動画内では、最初にデモ画面を使った匿名化をお見せしています。こちらアカウントを作らずに、すぐためせるので、良かったら試してみてください。
Private AIは、1日75APIコールまで無料で試せます。もっと色々試してみたいと思ったら、アカウントを作って操作してみてください。
Private AI内で、匿名化技術を使いつつChatGPTを使用することができます。
またAPIでの匿名化も可能です。
わたしのほうでは、API連携も試してみました。動画の11分あたりから、ご覧いただけます。動画内で使用したコードはこちらです。
【PrivateAIのAPIを使って、テキスト匿名化のサンプルコード】
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import requests query = "こんにちは、私は佐藤花子です。電話番号は080-5678-1234で、メールアドレスはsato@example.jpです。山田太郎と佐藤花子はいとこの関係です。" # Private AIの匿名化APIを呼び出し url = "https://api.private-ai.com/community/v3/process/text" payload = { "text": [query], "link_batch": False, "entity_detection": {"return_entity": True}, "processed_text": {"type": "MARKER", "pattern": "[UNIQUE_NUMBERED_ENTITY_TYPE]"} } headers = { "Content-Type": "application/json", "x-api-key": "×××" # ここにAPIキーを入力 } response = requests.post(url, json=payload, headers=headers) data = response.json() anonymized_query = data[0]["processed_text"] # 匿名化された結果を取得 print(anonymized_query) |
特定の箇所のみ匿名化を行うよう、カスタマイズも可能です。詳しくはマニュアルご覧ください。
匿名化は、自分でいちから作ろうと思うと結構大変です。AIを使った匿名化ツールを取り入れて、便利にすすめていくのも手かなと思います^^