Laravelを使う際に絶対に必要なPHPやプログラミングの知識を解説していきます。
今回は、分かるようで分からない【クラス】の概念について。
クラスとは、プロパティ(性質)とメソッド(関数)を入れた設計図。
「いや、そういわれても、よくわからない」
「むずかしい説明じゃなく、簡単な日本語で教えてほしい!」
↑↑↑
(過去のわたしの心の声)
という方のために、とことん分かりやすく解説していきますね。
Laravelの前にクラスを絵を見て理解しよう【Laravel超入門講座】
クラスを理解していただくために、まずは、これまで「クラス」について聞いていたことを一度忘れてください。
そして、今からお伝えする光景を思い描いてください。
これから【人形】を作っていきながら、クラスの概念を説明していきます。
クラスとは設計図のこと
まずは、どんな性質で、どんな動作かを決めた設計図を最初に作ることとします。
クラスとは、この設計図のことです。
プロパティとは性質
つぎに、外見的や状態的な部分を決めていきます。
人形は服を着ていて、重さが数キロ程度、男の子版と女の子版があることにします。
こういった状態をクラスのプロパティと言います。
メソッドとは関数
次に、人形の動きを決めていきます。
なんとこの人形は、ロボットタイプで手を動かしたり、挨拶したりもできます!
こういった動作を、クラスのメソッドと言います。
関数とも言いますね。
インスタンスとは個々の実体
さて、設計図ができあがりました。
早速、設計図に従って最初の1個目の人形を作ります。
「ゆうたくん」という男の子。水色のズボンをはいて、重さは1キロ、挨拶の言葉は「やぁ」です。
引き続き、2個目、3個目も作っていきます。
2個目の人形は「まりこちゃん」。
長いスカートをはいていて、重さは1.1キロ、「こんにちは」と挨拶します。
3個目の人形は「たろうくん」。
重さは0.8キロで、「ハロー」と挨拶します。
これで、合計3つの人形ができました。
ゆうたくん、たろうくん、まりこちゃんは、どれも設計図に沿った個性があります。
このように設計図に沿って作られたものを、クラスのインスタンス(実体)と言います。
クラスとは、プロパティ(性質)とメソッド(関数)を入れた設計図
ここまで光景を思い描いていただけたら、あなたはもう、「クラス」を理解できています!
ポイントは下記のとおり。
- クラスとは、プロパティ(性質)とメソッド(関数)を入れた設計図のこと
- 設計図に沿って作ったものをインスタンスと言う
- 各インスタンスは設計図に沿っているが、ひとつずつ別々ものである
今回は「人形」を例に説明しました。
実際には「お問い合わせ」だったり「投稿」だったり、色々なものがクラスになるので、ちょっとわかりにくくなるかもしれません。
ですが、考え方は同じ。
次回は、今回の「クラス」の知識を使って、Laravelのモデルについて説明していきますね。