独立プログラマは、コードを組む以外に色々な仕事が発生します。
こういった部分はプログラミングスクールではあまり学べず、通常は実務を通して覚えていくことになります。
ざっと挙げてみると、コードを組む前にすでに次のような作業が発生します。
- 要求仕様作成
- 見積作成
- 契約締結
- 仕様書作成
未経験からフリーランスを目指すなら、絶対に知っておいたほうがよい項目です。
小学生の時からプログラミングを行い、人生の大半をプログラマとして生きている旦那にも聞きつつ、解説していきます。
よろしくー。
ほーい
未経験からフリーランスプログラマになるなら知っておくべき受注後の4つの工程
①要求仕様作成
まず最初のフローですが、これは、お客さんが望む部分を具体的にしていく「要求仕様作成」フローです。
ここでは、具体的にお客さんの要望を確認しておかねばなりません。
たとえば、お客さんって、こんなふうに色々な希望を言ってくる。
木の上にブランコを作ってほしいですね。ブランコは一人でのれるようにしてください。
あ、机と椅子も近くにおいてもらいたいな。
そうしたら、「ブランコはこんな形ですね。」「大きさはこうですね」と、ひとつずつ具体的に要望を確認していかなきゃいけないんだ。
なるほど。
あと、「どこまでやるか」の線引きをしっかり引いておくことも大事。
そうしないと、あとから追加リクエストをくらう可能性が大きいんだ。
あとからって、こわいよね。
要求仕様を作成するのは、まだ見積もり前の段階。
「細かく確認すると面倒に思われるかな」と、つい適当に流してしまいたくもなりますが、そうなると、あとから痛い目を見ます。
またどこまで引き受けるかもしっかり決めておかねばいけません。
②見積書作成
次に、お客さんの要求に基づいて見積書を作成します。
初心者のうちは仕事を取るために安く出しすぎる傾向があるんだ。
わかるよ。わたしも、やっちゃったし・・・
難しいけど、高すぎず、安すぎず、バランスが大事なんだ。
フリーランスエンジニアの時給は5,000円程度と言われています。
良い条件に思えますが、ただ、フリーランスは営業用の経費などもすべて自分持ち。
こういった部分も賄える報酬を得なければならないとすると、時給5,000円はそれほど高いともいえません。
ただ初心者のうちは実績をつけるのが大事なので、もっと安くしておいても良いかもしれません。
このあたりを踏まえつつ、さらに案件ごとの事情も考慮にいれながら、バランスよく見積もりを作成する必要があります。
③契約締結
契約前には、契約書の締結が必要になります。
無料でダウンロードできるテンプレートでもOKですが、案件ごとに定めておいたほうが良い項目があり、このあたりも注意が必要。
たとえば納品の仕方とか、どういう形で納品するかとか。
あとは、何をもって納品としてくれるかとか。
ちゃんと決めておいたほうが良いんだよね。
まあ、そうだよね。
ちなみに、決めておかないと、どうなるの?
いつまでも、ずっと、無料で修正依頼を引き受けなきゃいけなかったり。
こわ・・・
もちろん、そんなにひどいお客さんはめったにいません。
ただ契約でしっかり決めておかなければ、万が一のことが発生した場合、自分で自分を守れません。
特に納品についての項目は、気を付けておいたほうが良いです!
④仕様書作成
いざプログラミングを行う前に、仕様書を作成します。
ここでポイントは、全体のシステムを細かく分けて仕様を組んでいくこと。
いくら凄腕のプログラマでも、大きいまま作ろうとすると、コードが組みにくくなります。
細かく刻んで良い設計図を作っておかないと、プログラミングが進まなくなることもあるんだ。
コードを組むより、こういう見えない部分が大事なんだね。
さいごに
以上、フリーランスプログラマが知っておくべき、受注後のステップを解説しました。
- 要求仕様作成
- 見積作成
- 契約締結
- 仕様書作成
コードを書く前に、既にこれだけのことが必要になってきます。
結局、コードを組めるかどうかより、大事なのはクライアントの要望を落とし込んでいくことなんだよね。
お客さんあってのお仕事だもんね。
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